今学校では、体罰禁止と言われ、先生方はどのように指導すればいいのかと、悩んでいるのが現状のようです。罰を与えて、子どもをしつけるという方法も昔から多用された経過もありますが、話し合いで解決・・・なんてとても難しいことなのです。
≪あちらこちらでお世話頑張ってます≫
学校だけではなく、保育園、家庭ではどうなのか・・・を考えてみると、色々な疑問が浮かんできました。保育園ではイヤイヤする子、歩かない子、暴れる子、自分でしようとせず、じっとしている子・・など、思い通りに動いてくれない子どもがいた時にどうしているか?「コラッ!」「メッ!」「ダメでしょ!」大きな声で叱り、さらには「鬼さん来るよ~」「竹やぶから怖~いの来るよ~」とおどし・・・も正直あります。その恐怖やおどしは果たして指導と言えるのか?子どもにとって良いことなのか?と矛盾が生じ、職員研修でも、話し合いが行われました。
≪イヤイヤ真っ盛り散歩で必ずおいていかれます・・・≫
私(山下)自身も我が子に手をあげたこともあり、子どものため、しつけのためと言い聞かせている自分がいました。しかし後から考えると、余裕のない時にイライラしてしまい、子どものためと言いつつ、自分の思い通りにさせるための手段だったのではないか・・・と気付かされました。その時子どもは、怖い、叱られたくないという恐怖から、悪いことをしなくなるだけであり、本当に悪いから、してはいけないという思いにはなっていないということが分かりました。ではどのように指導すればいいのか?
北風(おどしや恐怖)をふかせても、子どもの本当の心(中身)は変わりません。やはり、私たちが集団づくりで大事にしている評価で子どもたちを変えていくことが一番ではないかと考えました。それは決して甘やかしではありません。子どもたちがお互いに評価し合い、自分たちで律していく、とても難しいことですが、少しずつ効果は上がってきています。
今までの経験からも、先生の話を聞くときや読み聞かせの時などに、うろうろする子どももちらほらいたのですが、のぞみの子どもたちは、不思議なことに、絵本中にうろうろする子がいないのはなぜでしょう。それは先生にさせられているのではなく、子どもたち自身が、しなければならないと自分で感じ、行動できているからではないか?と思っていますが・・・。
≪たんぽぽ組でも、しっかり座って絵本みてます≫
とても難しいことですが、私たちが目指すところは、子どもの行動の規範が、おどしや恐怖で動くのではなく、自分たちでしっかり考え、行動できる力、不当な圧力に惑わされることなく、自分たちで善悪を判断できる力をつけてあげることです。
かわいい我が子の将来のため、少し子育てを見直してみるのもいいかもしれませんね。私たち保育士も、豊かな評価ができるように、日々勉強中です。
(文責:山下)
【お知らせ・お願い】
・日中も暑くなってきました。洋服の衣替えをお願いします。お昼寝もみんなと一緒に寝ているため、とても暑いです。布団も涼しいものにかえるよう、お願いします。
・半袖で登園される際は、散歩用の長袖を持ってきて下さい。
【今週の元気もん】
≪久しぶりに牛さんが出てきてくれました≫
≪ひまわり組でお帰りの歌あれかわいこちゃんが混じってる≫
≪大ブームみんなでパプリカ大熱唱(踊りつき)≫
【今週の人気メニュー】
青空給食白身魚の新緑揚げ たまポテサラダ ピーマンと人参のツナ和え
お外で食べるとさらにおいしいね