≪セミナーの日がちょうど誕生日だったこたろう!ひながお祝いのチュ~❤かなり照れております!≫
<学習面の習い事>
小学生からでも学習塾に通ったり、通信講座等を受講している子どもも多いようです。早期教育が良いと、英語などは幼児期からもありますね。中学生にもなると高校受験のため、多くの子が塾に通っているようで、夜10時過ぎても塾には明かりが灯っており、いつご飯食べてるんだ?いつ寝るんだ?親は送り迎えが大変だろうな…と感じます。スマホ所持も塾通いも“当たり前”?そこまでしないと高校には入れない世の中なのか?これからそんな道をたどらせなければならないのか…子を持つ親として疑問や不安を感じてしまいます。
≪のぞみの知的タイム、読み聞かせの質問。こはなも一生懸命考えて、自分の考えを発表します!≫
じっちゃん先生の話では、特に熊本県は“塾”熱が高く、多くの中学生が塾に通い、「受験テクニック」を叩き込まれ、そのためか偏差値が高くなっているとのこと。新聞広告、テレビでも塾のCMをよく見かけますし、塾の前には「○○高校○名合格!」と掲げてありますね。しかし、高校以降の現状はどうだろうか…。
「○○高校に合格すること」が目標となり、それに向けて寝食削って必死になって勉強し、いざそれが達成できるとふっと気が抜けて、無気力になってしまう。塾などで本当の実力以上に叩き込まれたために、いざ高校に入ると授業について行けない、自分よりできる人が多くおり、挫折を感じてしまう…そんな高校受験や高校生活で“潰れてしまう”子ども達を多く見てきたとのこと。それは、熊本県の大学進学率の低さにも表れてきているのではないか、ということです。東北などは、そこまで“塾”熱も高くなく、実力以上の力を無理に叩き込まれることはないため、偏差値も相応なものとのこと。また、高校でぐっと伸びる子も多く、大学進学率も高いとのこと。本人の「やる気」さえあれば、どの学校に行こうが頑張れるのではないでしょうか。
≪いっぱい遊んで、散歩して、食べて、けんごもおねむ・・・ 食う・寝る・遊ぶ!子どもにとって一番大切な事!≫
「高校合格」が人生のゴールではありません。○○大学に入る、なりたい職業に就くことがゴールではなく、その大学に進学して、その職業に就いてどうしたいのか、こういう自分になってこういうことをしたいと、ゴールは生涯をかけて自分で追い求めていくもの、まして、「将来は○○高校に進みなさい」とか親がゴールを設定してはいけないのではないか。
最低でも親が“する”ことは“子どもを潰さない”ということ。「こうしなさい、あれしなさい!」と口を出して進むレールを敷いたり、「こんなこともできないのか!」と、減点法で子どもを評価したり…は“しない”ことです。下手に手を出し口を出して子どものやる気をそぐのであれば、何もしない!前回の技術系の習い事でも、子どもに「渇望感」を持たせるために、“ない”環境を作り出すと同様ですね。昔は何もなかったから、将来に希望を持ってエネルギッシュに勉強できた、働けた。豊かになってすぐ何でも手に入る便利さ、選択肢も情報もたくさんある現状の中で、「渇望感」や「やる気」を子どもに持たせるには、親の努力が必要なのですね。
≪のぞみっ子はおつとめも致します!けんとも鎮守の森をせっせとお掃除・・・≫
また、そもそも塾で教える“受験テクニック”では、公式に当てはめさえすれば“解ける”かもしれないが、なぜその解が導き出されるのか、過程や理屈は分からないままになってしまうのではないか。生きていくのに必要な、物事を順序立てて考えたり、段取りを立てたり、先のことを予測したり、優先順位をつけたり、関係性を考えたり…創造力や思考力、洞察力、そのような力は育まれないのではないか、という話も。勉強は塾に外注するばかりではなく、ある程度のレベルなら親が教えてあげることができますし、そうやって親が一生懸命してくれたことは子どもの心に残っていくことだと思います。
福嶋さんは親御さんが登山好きで、子供の頃からよく一緒に登っていたということで、今は自身も子どもを連れて一緒に山登りするそうです。子どもが行かないと言い出したら無理して連れては行かないつもりだが、一緒に登った思い出や眺めた景色が心に残ったらいいし、大人になって思い出してまた登ってみようかな…そんな気持ちになってくれたらいいな、ということでした。技術系の習い事は他人に習わないと身に付かないこともあるでしょうが、そんな風に親が考えて子どもにやってあげたこと、教えてあげたこと、一緒に過ごした時間…それはテクニックや学力だけの話ではなく、親子の絆、そういったものを紡ぐ大切な時間になるのではないでしょうか。
≪お外でお弁当!近場でも、この季節良いですよ~!週末、親子でいかかでしょうか?(雨、やまないかな・・・)
美味しすぎて、海苔だらけのりん↑≫
色んな考えや、参考になる話を聞くことができたセミナーでしたが、これも「言うは易く行うは難し」、渇望感を持たせる、やる気をそがないためには…日々の生活の中で意識し、考えながらやっていかなければならないなと思いましたし、同時に、あれやこれや“しない”(しすぎない)ということで良いのだなと、ちょっと気が楽になりました。
【お知らせ・お願い】
◎次回のセミナーは11月4日(土)です。詳細は決まり次第、お知らせします。
◎パジャマについて・・・たんぽぽ組さんは準備でき次第、持たせて下さい。着脱の練習にもなりますので、よろしくお願いします。ひまわり・なずな組の大きい子のクラスは11月から必要です。準備をお願いします。
◎少し前にテレビ等の視聴時間のアンケートを行いましたが、時間が長い子、朝も見ている子・・・家庭によって様々なようですが、もう一度、子どものテレビ・DVD・ゲーム等について見直してみませんか?
【今週の人気メニュー】
鶏じゃが きゅうりと麩の酢味噌和え オクラ納豆 ニラと油揚げの味噌汁
写真では伝わりにくいですが、味噌汁は「ベジブロススープ」をベースに使っています。
玉ねぎの皮で、ほんのりピンク色・・・
ベジブロスとは・・・
普段は捨てるような野菜の皮や芯、種などを水で煮込んで作るだし汁のこと。vegetable(野菜)+broth(だし汁)実はそういった部分の方が栄養が多く含まれているのです!捨てるのはもったいない、野菜の栄養を余すことなくいただきます・・・
コメント
コメント一覧 (2)
なぜなら、私もそうしてもらったから。あと、自分の子供だから((+_+))
きっとあっという間に保育園を卒業し、勉強勉強の日々を迎えるんでしょうが、どうやったら勉強が好きになるのか・・・
勉強好きというか、‘知る’事の楽しさを教えてあげれるか、いつも考えてます。
考えすぎて、つい干渉しすぎてきらわれないよう気をつけなきゃですね(>_<)
なるほど、育った環境は自分の子育てにも強く影響しますよね。
母がしていたことは我が子にはしないでおこう、言わないでおこうと、反面教師のようにして意識していても、気が付くと母がやっていたように我が子にしている、言っている…。じっちゃん先生が「親の因果は子に報えり」とよく言われますが、本当にそうだなと実感する子育ての日々です。
どうやったら勉強好きになるのか…親の最大の関心事だと思いますが、園内研修で学んだり、のぞみっ子達と毎日触れ合っていると、やはりどういったことでも「やる気」次第なんだと感じます。子どもに「これが面白いよ」「こんな道に進んだら」等、上から目線で教えても、興味関心がなければ何も響きません。
親がすることは「やる気」をそがないことと、また、偉そうに何かを教えなくても、親が仕事でもどういったものでも、真剣に一生懸命、汗水流してやっている姿を見ることだけでも、子どもには学ぶものがあるのではないかと…。子どもの頃には気が付かないかもしれませんし、逆に反抗期などでは反発するかもしれませんが、「ああ、母は、父は一生懸命やってくれていたよな…」そう思う日がいつかあるのでは…と。「肩越しの教育」、これもじっちゃん先生の受け売りですが、そんな風に子どもがいつの日か感じてくれたらいいなと思いながら、不器用ながらも必死にやっている毎日です。
ゆずも朝や夕方、一緒になると、みおちゃんのことをよく話してくれます。お母さんが育児や家事を頑張っている姿は、ゆずにとって何物にも代えがたい「肩越しの教育」になると思います。朝夕、一段と冷え込んできました。風邪などに気をつけて、日々の子育て頑張りましょうね!