のぞみの丘保育園 ブログ

のぞみの丘保育園は益城町北部、広安小学校北側の竹林の中にある45人の認可保育所です。 就学前に豊かな人間性の根っこが形づくられます。本園では特に日々の屋外活動を通して心の強さづくり、豊かな心、そしてかしこい子どもづくりを目指します。

2015年08月

のぞみの丘保育園では『朝ののぞみの会』『夕方ののぞみの会』をそれぞれのクラスで毎日行っています。朝の会では一日のめあて(=がんばること)を決め、夕方の会ではそれができたかどうか振り返りをしています。我園で力をいれている集団づくりの大きな目標は『社会性がある、つまり、人と仲良くできる子どもをつくること』ですが、こののぞみの会にはこんな目的が二つあります。

ひとつ目は、『自分の暮らしを見つめなおし、日々の目標を決め、それを振り返り、暮らしをより良くしていこう!という、大人になってからも大切な考えの基礎の訓練をすること』です。
ふたつ目は『発言力をつけること』です。

ある日のひまわり組の朝の会では、めあての一つに『班の友達と10数えるうちに手をつないで座る』を決めました。お集まりの時や、班で体操をする時、またプールの中でボール集めゲームをする時などに、「班のお友達と手をつないで座ってくださーい!数えまーす!いーち、にーい…」と声をかけます。
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《一時保育の3人のお別れパーティにて…まほちゃん班すぐに手をつなげて、やったぁ~!!》

すると子どもたちは班長さんを中心に大慌てで「おいで~!」と呼んだり、手を引っ張って「つないで~!」と、声をかけ合います。もちろんみんなすぐには言うことを聞いてくれないのが当たり前。
「こたろうはここがいい!」「引っ張らんでぇ…」「先生、るーくんが呼んでも来ないよ~」など…トラブルも起きます。このトラブル、仲間作りの種を大事にしたいなと思います。
『自分勝手なことをしたら、目標は達成されないんだなぁ』『自分だけできていて、できていない友達を知らんぷりしていても、班での競争は負けてしまう…』こんな風に『集団を意識させること』こそ、この班活動の大きな目的のひとつです。この座り競争を一日のうちで何回か取り入れ、夕方の会で振り返ります。

夕方の会にて…「できたかな?班長さんに順番に聞きます」4班あるうち、3班は「できました!」の答え。
「うんうん!できてたね!まほちゃんが座ろうってりーくん連れてきたもんね。りーくんもすぐ来たね!」と評価をしていきます。
しゅかちゃん班長は「できなかった」との答え「そうそう、せいちゃんがいやって言って10には間に合わんかったもんね」と保育者が言うと、「でも、私が言ったらその後つないだよ」としゅかちゃん。「そうだったね!怒らんで優しくいいよったよね!せいちゃんも2回目言われたとき手をつなげたね!しゅかちゃんせいちゃんに何て言って手つないだと?」との質問にはニヤニヤ…どうやらしゅかちゃんは小さい子に言うことをきいてもらうための秘策を持っているようです。知恵がある証拠ですね。
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《会の始まりも子ども達がお知らせしてくれます。『いまから はじめますっ!』1歳児のゆづちゃんもしっかり前に出てきています。ゆあちゃん・あやめちゃん姉妹、やる気に満ちた表情がすばらしい!》

数日後『10数えるうちに…』を難易度を少しあげ、『8数えるうちに…』としました。
すると、目標をどの班も見事達成できた日の夕方の会で『明日は7にしたらいい』とゆあちゃん。それを聞いたしゅかちゃん意気揚々と『いいねぇ!先生明日は7にしよう!』こんな、やる気満々の姿も出てきました。

のぞみの会の目的の二つ目である、発言力も少しずつついてきていて、『今日のめあて』に対して保育者主導で評価していたころから少しステップアップしています。
『りんちゃんがおててつなぐのがんばってた!』とあやめちゃんが教えてくれたり、『りょうくんが前のお友達とくっついて歩いてた!』とこたろうくんが大きな声で発言したり、子ども達同士で褒め合うことも増えてきています。
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《手を挙げたものの…えーっと、と言葉につまってしまったあいみちゃん。「今日のがんばることは10で座るだったよ!」しゅかちゃんがこそっと教えてくれています。》

これからの課題としては『トラブルこそ宝に』という考えのもと、いいこと・がんばったことだけでなく嫌だったこと・悔しかったことなどものぞみの会で積極的に取り上げ、子ども達同士での発言が活発になるといいなぁと思っています。
先日は私が『今日のおつとめチャンピオンはりんちゃんです!理由はりーくんと仲良く一つの椅子を拭くのを頑張っていたからです!』と言ったところ、わっさんが『でも、りんちゃん遊んでた…』とボソッと言うので、すかさず夏美先生が「いいなっせ!いいなっせ!わっさん!」と、後押しし、夏美先生が言葉を足したり助言しながらわっさんが話してくれました。わっさんの言い分はこうです。りんちゃんは椅子を拭くのは頑張ってたけど、その前の床拭きの時間はお友達と遊んでいた。だからおつとめチャンピオンに選ばれるのはおかしい!ということです。そこで「わっさんはよく見てたね!それに、勇気をもっておかしいって言ったところがとっても良かったね!」と誉め、わっさん班にもご褒美マークをひとつつけました。当のりんちゃんは言われて悔しそう・恥ずかしそうにしていましたが、泣くことなくわっさんの話をじーっと聞くことができました。
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《評価されたことはご褒美マークを自分たちで選んで貼ることができます。このくじ引きもお楽しみのひとつです。最後はどこの班のご褒美マークが多かったかな…?みんなで数えていますよ。》

自分たちの暮らしを見つめなおして、より良くしていこうという営みはすぐに身につくものではありません。大人でも、否小中学生でも、なかなか難しいものです。しかし、のぞみの丘の子ども達を見ていると少しずつではありますが、変化が見られています。集団作りを保育園バージョンでやっていますが中々興味深い結果が得られました。これからも、この子ども達の変化を楽しみに実践を続けていきたいと思います。

0・1歳児のたんぽぽ組では『自立』がキーワードとなるような日々の暮らしが行なわれています。たんぽぽ組ののぞみの会もまたの機会に詳しく取り上げたいと思います。お楽しみに!

【台風が過ぎて…】
今週25日は台風が熊本県に上陸しました。洗濯機と木製の門が壊れた以外は大きな被害はありませんでしたが、ちょうど登園時間に接近し、園では一時停電したため、電話もつながらずご迷惑をおかけしました。家庭での保育にご協力いただきありがとうございました。

【夏の終わり…スイカ狩り】
最近は朝夕ずいぶん涼しくなってきました。昨日は畑コースに散歩に出かけると、福永さんの畑でゴロゴロと大量のスイカを発見!聞いてみると、台風の被害もあり、売りには出せないもの…とのこと。しかし、見た目は立派な小玉スイカ!美味しそうだな~と見ていると『いるなら持って行ってよかよ~』と有り難い言葉夕方、ひまわり組が代表してスイカ狩りに出かけました。P8281590
《スイカもらったよ~!うれしそうな食いしん坊コンビです
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《ちょっとお味見~!採るのより食べる専門ひなちゃんです

福永さんに『ポンポンって叩いてみたら美味しいとが分かるたい。』と言われ、子ども達もさっそくポンポンっと叩いてみてました。
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《翼くんとゆづちゃんにもあげるの!妹弟想いのゆうなちゃん、スイカを3つ選んでよいしょよいしょ!》
園にたくさん運び、お迎えのときにお好みのスイカをそれぞれ持ち帰りました。ありがとうござしました。

【今週の元気もん】
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《土手登り…ならぬパイプ登り!何回もチャレンジのゆうまくん。がんばれー!》
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《ぼくたちこう見えても同級生でーす!散歩前、ごきげん♪笑顔のひーちゃん・せいちゃん☆》
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《夏休み一時保育のしゅりちゃん・まほちゃん・ゆうとくん!たくさん遊べて楽しかったよー!小学校・幼稚園でもがんばれ~!水着で泥んこ遊び真っ最中♪》
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《わたしたち9月から進級しまーす!すーちゃん・ふーちゃん、ひまわりさんの昼食でただいま進級慣らし中です

【8月27日(木)の給食】
◇サバの味噌煮
◇ひじきの煮物
◇納豆やっこ
◇野菜スープ
◇ご飯
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【8月28日(金)の給食】
◇豚肉のピカタ
◇ほうれん草のおひたし
◇キノコのソテー
◇ミネストローネ
◇ご飯
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今週はくもり空の日もあったので散歩は久しぶりに畑コースに出かけました。

ひまわり組の数名から始まった手ばなしロードでの土手登り。傾斜45度、高さ1メートル程の土手です。

年長児はスイスイ登り、去年経験している子どももコツを思い出してグングン登ります。
その姿を見ていた子も次々に挑戦しますが、そう簡単には登れません。斜面はコンクリートを少しの草が覆っている状態なので、なかなか難しいのです。
少し登ってはズリズリ~…また登ってはズルズル~…手で草をグッとつかむ腕力はもちろんのこと、しっかりと踏ん張る脚力も必要なようです。
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《土手登り2日目…昨日よりスイスイ登れるようになったあやめちゃんは得意顔で見せてくれます》

挑戦すること十数回…時間もどんどん経過…ゆうなちゃん・ひなちゃん・ゆうとくん・こたろうくん・りーくんはあと一歩のところで上まで到達できません。スイスイ登る友達を尻目に『がんばれ~!』『ここの草を握って!』と、保育者や友達の応援を受けながら、諦めることなく何回もチャレンジします。

そうしているうちに靴を脱ぐ作戦を実行してみたり、コツを少しずつつかんだりして、この5人もとうとう自力で登りきりました!
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《その満足そうな誇らしげな表情といったら…登ったぞー!っと、ゆうとくんとりょうくん。》
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土手登りチャレンジはひまわり組にとどまることなく、たんぽぽ組の1歳児さんも『わたしもっ!!』と言わんばかりに、靴を脱いでチャレンジ♪チャレンジ♪

5人の登る姿を見て、ちょっと今日は無理そうかな…という考えが頭をかすめた保育士自身の想いは間違っていました。反省、反省。。
『諦める(=子どもに諦めさせる)のは大半は大人、子どもは本来やる気で満ちているものである。』何度も挑戦し続けたのぞみの子ども達がこのことを気づかせてくれた出来事でした。子どもは、ある意味我々の先生と痛切に感じました。

まとめると子どものやる気を高める一歩はこんなことかな…とのぞみの丘保育園では考えています。

①何をやる気づくりの題材にするか?何にチャレンジさせるか?
今回は子ども達の中から自然発生的に起きた土手登りでしたが、日常生活の場面ではそんなチャンスは沢山あるように思います。子ども達の中からの『やりたい!』という意欲を大事にして、決して無理強いはせずに行っていきたいと考えています。

②目標をどれくらいに設定するか?~ちょっと頑張ればできることを~
子どもにとってあまり難しすぎる課題はかえってやる気をなくしてしまうことになりかねません。今持ってる力よりちょっと頑張ればできることを与え、もしその場では上手くできなくても気長に待つ、今度また挑戦してみよう!と励ますことも、やる気サポーターである大人には必要なことのようです。

③笑顔・拍手・評価でやる気の芽をさらに育てる!
子どもは大人の評価を何よりも待っています。笑顔や拍手、そして言葉で評価することで、子どものやる気は加速度的に伸びていくものではないか…と思います。
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《ひーちゃん、土手登り成功に向かってやる気満々の表情です。こんな表情を見るとやる気の芽を大人がつんではならない、と改めて思います。》

場面は変わりますが、水遊びではこんな姿が見られました。水が頭や顔にかかるのがとても苦手なゆうとくん『シャワーは遠くからかけてよぉ』と毎回シャワーに苦戦していました。ある日和枝先生から『ゆうとくん、ちーくんを見とってごらん。シャワーしてお顔ゴシゴシって上手にするよ』と言われ、平気な顔でシャワーを頭からかぶるちーくんをじーっと見ていたゆうとくん。
1歳児であるちーくんの姿に、年中児ゆうとくんのプライドは揺さぶられたのでしょう。その日を境に5秒間顔をゴシゴシすることを目標に、少しずつ頑張り1週間経った今ではその目標も達成し、シャワーの時間もすんなりクリアできています!親も保育者もある知恵を振り絞って子どもに取り組むことで道は開けます。大人もヤル気度を試されている気がしてなりませんね。子どもとのやる気バトル楽しんでやりたいものです。

この例からも、やる気を引き出す方法は、身近にたくさんあることが分かりますね。
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《たんぽぽ組男子水泳部結成か!?熱血コーチの和枝先生のもと、楽しく特訓中♪♪》

土手登りや水遊びの様子を見てもわかるように生来、やる気満々であったはずの子ども達が小・中学校と進学するにつれてやる気がなくなっていく子とヤル気を持続していく子との差異はどこにあるのでしょう…?
我園では後者の子をめざし、保育に勤しみたいものです。

【認可問題について】
現在、県への必要書類の提出が完了していますが、事態の進展にはもう少し時間がかかりそうです。
また、状況が変わりましたらセミナーやブログでお知らせします。

【ウイルスによる結膜炎が流行しています】
感染力が大変強く、のぞみの丘でも流行してます。体力が落ちている子・とりわけ小さい子を中心に広がりました。散歩や朝夕は同じ環境で過ごしていたにも関わらず、たんぽぽ組は約4割強の子が感染したのに比べ、ひまわり組では1割弱の感染にとどまりました。
人の手やタオル等を介して感染することから、園では手洗いの励行・タオルを共有しないことを引き続き徹底していきます。集団生活なので、これからも感染症の問題は出てくるかと思います。医師のアドバイスも受けながら、子ども達のたくましい体づくり(毎日の運動・整った生活リズムなど)を基本に、家庭と連携しながら感染症対策を行っていきたいと思います。

【お盆休み明けの様子は…】
前回のブログやお便りでも休み中の生活リズムについて書きましたが、3~4日間の休み明け、朝の登園時に泣く子はおらず、ほとんどの子が1日を機嫌よく過ごしました。連絡帳からも『いつもの平日とあまりかわらない生活リズムを心がけました』という声が多く、その様子はそのまま子ども達に良い影響をもたらしたようです。
これからもその生活・暮らしのリズムを保持していきましょう。

【食育についてのお知らせ】
我園でも園長先生を中心に食育に力を入れていますが、来月・再来月に益城町つどいの広場とんとんの主催で食に関する講演会等があるそうです。9月5日(土)が家庭料理の講習会・10月31日(土)は『こころも体も食から育つ』とのテーマで全国でも人気の吉田俊道さんを招いての講演会です。
詳しくは園の玄関ポスターをご覧ください。次回のぞみセミナー(9/19)でもお知らせする予定です。

【今週の元気もん】
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《ブロックを電話に見立てて、もしもし~?ママ~?あのねぇ…♪ひとしきり話終わって受話器のボタンをピッと押す姿に携帯の普及を感じた瞬間でした…『私たちの時は受話器ばガチャンってしよったよね~』by昭和生まれの保育士一同》

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《こちらは糸電話。ん?なんて?ゆあちゃん・しゅりちゃん、女子のヒミツのお話かな?》
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《もうだめ~ねむいよぉ~…土手登りチャレンジの声援を子守唄にうとうと…のこはなちゃん☆》
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《お菓子の箱の厚紙でリサイクル図形パズル。単純な〇△◇で何ができるか、頭の体操中…》

【8月18日(火)の給食】
◇八宝菜
◇肉団子の甘酢あん
◇トマト
◇ご飯
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【8月20日(木)の給食】
◇冷しゃぶサラダ
◇もやしときゅうりの和え物
◇かぼちゃのいとこ煮
◇ご飯
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なぜ8月7日…?七夕まつりは本来旧暦7月7日の行事として全国に広まっていました。全国的にも有名な仙台の七夕まつりは、その季節感に合わせるため新暦に1ヶ月を足した暦である中暦を用い、8月7日を中心に行われています。調べてみると、全国的にも東北だけに限らず、一ヶ月遅れで七夕まつりをするところは結構多いようです。よって、のぞみの丘でも昨日8月7日に七夕まつり会を行いました。

しゅかちゃん班のはじまりの言葉、つぎにゆあちゃん班が前に出て『たなばたさま♪』『おほしさま♪』でのうたごえで賑やかに会が始まりました。P8071315
《真ん中でノリノリなのは…りのちゃん♪たんぽぽ組さんも身ぶり手ぶりでしっかり参加しています》
さっそく今まで少しずつ練習していた☆星あつめゲーム☆が始まります!ひまわり組の班長さん2名欠席のため、いつも活動している班を基本に、たんぽぽ組さんも参加して2チーム編成で行いました。

自分の班の机の下をくぐって☆のマークを班のボードに貼り、折り返して次のお友達にタッチするというリレー方式です。班長さんを中心に順番を決め、いよいよスタート!
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《頭をぶつけないように…よいしょ、よいしょ!すーちゃんなかなか素早い動きです!》

1ヶ月ほど前から少しずつ練習をしていましたが、この間で成長した姿が2つあります。
①はじめたころは机の下を迷走し、班長さんに『こっちだよ〜!』と必死に呼ばれていたるーくん…本番ではトップバッターを務め、迷う事なく笑顔で自分の所に戻ってきました!たんぽぽさんの昨日のおたよりにも『継続は力なり』とありましたが、その通り!続けることって大事なんですね。
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《「そうちゃんにタッチしてごらん」班長さんのお手伝いで1歳児さんも楽しく参加できました♪》
②班長さんの姿も変わってきました。始めは勝ちたいので無理矢理に班員を連れてきていたしゅかちゃん…それでは言う事を聞いてくれなかったり、ゲームの途中で班員が泣き出したり…そんなことを繰り返しているとしゅかちゃんの接し方が優しく声をかけたり、一緒にゲームしようと説得したりと変わってきたのです。

『継続は力なり』子ども達の姿から、このことを強く感じた出来事でした。これに満足せず、これからも実践を続けていきたいと思います。
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《しゅかちゃん班が見事優勝し、メダルを獲得しました☆☆》
ゲームの後はみーんなでおやつタイム。パイナップル・せんべい・特に自家製梅ジュースが大人気でした!
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《梅ジュースおいしー!!ゆうせいくん、豪快な飲みっぷりですね!》

【のぞみの丘、来週はお盆休みが入ります。】
来週のブログもお休みです。保育園も金・土曜とお盆休みが入ります。ご協力よろしくお願いします。お休みの過ごし方はどんな予定でしょうか?
休みの日に遠出したり、いつもの生活リズムと違うリズムになったりすることは大人が想像する以上に子どもにとっては負担が大きいようです。その時の楽しさに親が我慢できず、連れて遊ぶことが当たり前になると、結果生活リズムが乱れ、親も子も疲れてしまうということになりかねません。

以前はこんなことがありました。月曜日の園の様子。土日に兄弟の部活の応援についていったり、遠出をしたり、町に親と買い物に行ったりした子の様子は、たんぽぽ組では機嫌が悪く泣き続ける、ひまわり組ではいつもの元気・ヤル気が出ずぼーっとしているといったものでした。はじめは単に休み明けだからか、と思っていましたがどうやら休み中の過ごし方が影響しているのでは?と考え、家庭での協力もお願いしてきました。おかげで最近ではずいぶんよくなってきています。
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《暑さになんて負けないぞ!こんな風に元気いっぱい活動するためには…》

園・家庭に限らず子どもの困った行動・いつもしないような行動をよく見てみると『普段と違うこと』が子どもにとってストレスとなり、こんな現象が起こっていることも結構少なくないようです。親は良かれと思っていても必ずしも子どもにとって良くないこともあることを常に肝に銘じて育てましょう。

松田道雄さんの育児書にこんな話がありました。
子どもの夜ふかし1歳半ごろの子どもは夜8時にいちど眠った子が午前1時か2時ごろ目を覚まして遊びだすことがよくある。これは最初が肝心だ。一度でも親が同調して遊ぶとくせになってしまう。こんな子は大抵昼間の鍛錬(運動)が足りないので、できるだけ戸外で遊ばせるのがよい。
と、あります。活動量が多すぎても、少なすぎても子どもの生活リズムには良くないようです。夏は日中の暑さが厳しいので、朝早くか夕方の涼しいときに親子で散歩してみるのもいいかもしれません。

『子どもの生活リズムは親が責任をもって整える』これを原則とすると、それまで困っていた行動も案外うまくいくことが増えるようです。暮らしぶりの習慣づけは、早いにかぎります!小学校に入ってからで大丈夫たい…と高をくくっていると、入学まで6年間でしみついたついた生活リズムを改善することは、親にとってもかなりの労力が必要です。早期教育がいいもの、適当でないものを常に考え育てましょう。繰り返しますが、生活リズムに関しては、早め早めの取り組みで子どもを健やかな道にみちびきましょう。

実際、のぞみの丘のお母さんたちからも「夕方1時間散歩をしてみたら、すぐ寝てくれて、私もとっても楽でした。次の日は6時に機嫌よく自分で起きてきました」「スマホを見るくせがついてしまっていたので、私の携帯は昨日から壊れたことにしています。」などなど、子どもの生活リズムを整えるべく試行錯誤している話を聞いています。一度ついた習慣を変えるのは大人も子どもも大変です。こんな保育士もビックリの取り組みを展開するのぞみの丘の保護者の出現に嬉しいやら、感謝するやらの毎日です。こんな積み重ねをしていくと将来、就学してから『あの時頑張っててよかった』と思えるのでは…と思います。

【今週の元気もん】
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《水遊びきもちいいな~♪思わずごろーんとあやめちゃん。苦手だったひーちゃんもこの笑顔です☆》
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《のぞみの甚平兄弟☆わっさん&るーくん、おそろいでパチリ!》
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《神社でのかけっこの様子。たんぽぽ組さん、よーいドン!》
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《ちーくん、風を感じてスーイスイ♪》

【8月4日(火)の給食】
◇鶏のさっぱり煮
◇豆腐とわかめの卵とじ
◇トマト
◇春雨スープ
◇ご飯
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【8月6日(木)の給食】
◇エビのチリソース
◇さわやかキャベツ(パイナップル入りのサラダでした)
◇チンゲン菜とハムのソテー
◇ご飯
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【のぞみの生活 7月】
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