たんぽぽ組さんの2歳児さん、ゆうせい、こうた、りこ、ゆい、そうたろう の5人は、10月から散歩時、11月中旬から給食時にひまわり組に入って、上の子たちと一緒に過ごす時間が増えています。春から上のクラスに進級するための練習、慣らしです。
≪「オレ、泣かんばい!」保育園にもすっかり慣れたそうたろう。ぼそっと面白いことをつぶやきます。≫
ひまわり組は班で活動しているため、5人は各班に一人ずつ入って班競争をしたり給食も食べています。最初の頃は、訳も分からず上の子に引っ張られる…そんな感じでしたが、次第に自分の班のメンバーを覚えて、手つなぎ競争も自らつなぎに行くようになった子も。
たんぽぽ組では、お兄さん・お姉さんの立場でしたが、ひまわり組では一番年下。時には優しい、時には荒っぽい兄さん・姉さんは刺激的な存在でしょう。給食時も、上の子の盛り上がる話に一緒になって笑ったりして、「ひまわり組は楽しい?」と聞くと、「うん!」との返事が!
≪元気もんこうたも、にいにい達の言うことをしっかり聞いてます!すぐ「こら、こうた!」って怒られるもんね・・・≫
ひまわり組の子たちも、たんぽぽ組の子たちが入ってくるようになって、「りこより準備が遅いの?」「すーちゃんも急いでやるもん!」と、負けてられない様子です。普段は甘えん坊の子も、たんぽぽの子がいるだけでシャキッとなるようです。
≪しっかり者のりこ。お話もちゃんと聞きます。「姉ちゃん達は、おしゃべりが多いわ」≫
子ども達の様子を見ていると、例えば年中さんの子でも、班長の時は班員への声掛けを一生懸命にやったりする子も、いざ班長の任が解けると、逆に班長に注意されてもふざけたりします。子ども達は集団の中の自分の立場をよくわきまえているのか、良くも悪くもその立場で行動しているように見えます。年下なら年下らしく、年上なら年上らしく、まるで演じ分けているかのような…。属しているその時々の集団によって、言動が違ってくるように思えます。
ちなみに、「パーソナル」という言葉がありますが、その語源は「ペルソナ」(仮面)からきているそうです。最初は年上の子の”真似”(仮面)で背伸びをして振舞っているかもしれませんが、その仮面がだんだんと自分の顔にくっついて離れなくなり、結果、自分の顔=個性になっていく・・・。子ども達を見ていると、なるほどそうだな~と思います。
≪マイペースゆうせい。散歩中の「手をつないで歩きま~す」が得意です。≫
そうやって色んな立場を経験、体感して、「こうされたらこう思うんだな」など、相手の気持ちを理解したり、少しずつ社会性を身に付けていくのではないでしょうか。そして、上の子に優しくされたり痛い目に遭わされたりしながら、自分が上の立場になれば、それを手本として同じように下の子に接していく、そうやって日々、人とのかかわり方を学んでいるように思います。保育園という集団だからできることだと感じます。
≪かな姉とおそろいだったね、ゆい。「給食は負けないわよ!」班でもいつも一番、「姉ちゃん達、遅いね~」≫
子ども達はそのように「小さな社会」、しかし社会性を身に付ける大切な基礎とも言える集団の中で日々過ごしています。5人も春から本格的に進級して、様々な経験(楽しいことも嫌なことも悔しいことも…目白押し!)をすることでしょう。それを通してどんな風に成長していくのか、とっても楽しみな個性あふれる面々です!
【お知らせ・お願い】
◎以前お渡ししました、「現況届兼施設利用申込書」(来年度の保育園継続申込書)の提出期限は12月2日です。早めにご提出をお願いします。
◎急に冷え込んできました。今回から散歩時に手袋を着用させたいと思いますので、5本指に分かれている手袋の準備をお願いします。(ミトン不可)滑り止め付が望ましいですが、ご家庭にあるのもので結構です。子ども用の軍手でも可です。記名もお願いします。
【今週の元気もん】
坂道かけっこも負けんばいみんな同級生
OLさんの昼休み風かんな 「最近の流行は・・・」
「これって流行ってる?かんな・・・」 ちらしスカートを着せられたりん
【今週の人気メニュー】
鶏のさっぱり煮 かぼちゃの煮物 小松菜の磯部和え 切り干し大根の味噌汁
もういいんじゃない・・・というくらい骨にかぶりつき!きれいに食べました