のぞみの丘保育園 ブログ

のぞみの丘保育園は益城町北部、広安小学校北側の竹林の中にある45人の認可保育所です。 就学前に豊かな人間性の根っこが形づくられます。本園では特に日々の屋外活動を通して心の強さづくり、豊かな心、そしてかしこい子どもづくりを目指します。

2018年02月

年が明けたと思ったら、気付けばもう2月も残りわずか…。行ってしまう、逃げてしまう、去ってしまう、やはり1・2・3月は早いですね。2月は小学校の体験入学がありました。今年度の卒園児はりょう、わたる、こたろう、みさと、りんかの5名です。11月の体験入学の際は、初めて行く小学校、たくさんの同級生、大きなお姉さん・お兄さんに圧倒され、その中で親と離れなければならず、約2名泣いてしまった子もいたようです。しかし、今回は2回目ということもあり、周りから「泣いたんだろ~」「次も泣くとだろ~」と言われてしまうこともあり(?)、「今度は泣かん!」宣言。次の日、「泣かんだった!」と、こたろうとりんかより報告あり!(あ、ばれた)

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特にりんかは当日は不安げな表情をしていましたが、次の日、「〇〇グループで、お姉ちゃん達とけん玉作ったよ!小学校楽しみ、早く行きたい!」と、不安がしぼんで期待が大きく膨らんだようです。年長さん達の視線が徐々に小学校へと向き、こちらも本心は寂しい気持ちもありますが、子ども達がしっかりと小学校へ飛び立っていけるように、卒園式の準備に入っています。今年も卒園児・在園児それぞれ「呼びかけ」を行います。日々、色んな場面で人前で意見を発表する“訓練”を積み重ねたり、セミナー等で簡単な文章から「群読」に挑戦したりして、少しずつ無理なくステップを踏んできました。

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 ≪自信あふれるこの表情!年長さんの貫禄だ!≫

そのためか吸収するスピードが早く、こちらも驚くほどです。年長さんには心に残ったことを聞いて、それをもとに文章を作成したこともあり、自分の言葉・思いとして言うことができるようです。年中・年少さんは大人数ですが、それぞれに少しずつ言葉があります。「私にも、ぼくにも言葉ある!」役割があると晴れがましい気持ちになるようで、張り切る子ども達。しかし、やはり年長さんと比べると差がありますし、集中力もそれほど続かず…。まだ1カ月ある、いや、あっという間の1カ月でしょう…繰り返しの練習、いかにやる気にさせるか、意欲を持って取り組めるようにできるか、こちらも鍛えられます。

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≪年中さん、年少さんも負けるな!≫
 

さて、普段の生活でも「世代交代」だなと感じることが。インフルエンザの2回の襲来で、クラスの半数以上が休むこともあったひまわり・なずな組。それも大きい子の休みが多い…。そこで頑張ったのが年中さんはもちろんのこと、年少さんや2歳児さんも!班長・副班長不在…もうあなた達しかいない!という状況で、集合・号令・配膳・片づけ・石鹸係・散歩の道路側…何でもこなし、果ては小さい子(自分も小さいのに)のお世話まで!年少・2歳児はまだまだ大きい子にやってもらうことが多い年齢ですが、大きい子のやっていることもよく見て、自分がしてもらったことをちゃんと覚えていているのですね、役割をしっかり把握しています。大きい子から「受け継いでいる」な、と感じます。

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≪おや、ゆうまどうしたの?≫

「受け継ぐもの」はそれだけではありません。小さい子達のケンカや衝突、トラブルがあればさっと大きい子が仲裁に出てきて、「どうしたの?」「口で言える?」と“状況把握”、「こういうことがいかんよね」「泣かんだったのはえらい!」と“評価”までやってのけます!保育者が出る幕なし…ということも多いのです。(実際は「子ども達はどうするのかな…」と敢えて出ていかず、しばらく見守っているのですが、それにしてもよくやってくれます。)

大きい子達も自分がまだ小さい時、上の子に同じようにされてきたのでしょう。卒園児は卒業制作にも取り掛かっていますが、物のように形としては残らないけれど、そんな風に次の世代にしっかりと受け継がれていくものがあるのだな、と感じます。上の子が下の子の面倒をみたり、叱ったり、励ましたり…そういったものがのぞみの「伝統」として、これからも代々受け継がれていくように、こちらもサポートしていかなければならないなと思います。

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≪大きい子がしっかり話を聞いています。どうもひまわり組とトラブルがあったらしい・・・≫
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≪ゆうまに付き添ってひまわり組に。励ましのおかげで言いたいことが言えたようです・・・≫

【お知らせ・お願い】
◎送迎について、再度確認です。親御さんが迎えに来た後、勝手に子どもだけで門外へ出たり、駐車場をうろうろしたり、大変危険です。駐車場も混雑しますので、子どもの受け渡し後は、できるだけ早めの帰宅をお願いします。以前、保護者同士の車の接触や、子どもが車に傷をつける等ありました。皆さんのご協力をよろしくお願いします。

◎3月からのぞみに新メンバーが加わります。
 山本 晋平(やまもと しんぺい) くん(4月で1歳になります!)
 今泉 琴葉(いまいずみ ことは) ちゃん(先月2歳になりました!) の2名です。

 また、山本 早菜子(さなこ) 先生が3月から職員として加わります。晋平くんと親子で頑張ります!
 よろしくお願いします。


【今週の元気もん】
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豊の森、久しぶりの山登り小さい子もてっぺんまで登れる子もいたよ~

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小さい子の鍛錬の日大きい子がいなくても散歩上手になってきたよ土手登りもなんのその
ゆずなのお父さんも、長~い足でひょいっとな

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「おりれな~い」登れるけどおりられないの・・・おとは、頑張って

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のびるの束とともにはい、ポーズ

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みんな大好きスプリング遊具だ~大きい子にしっかりつかまって~

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「ちあき、しっかりつかまってるのよ~」「は、はいっ」

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まさき&ともやも挑戦 「ひゃ~

【今週の人気メニュー】
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エビのチリソース ニラ玉 豆腐のサラダ 青梗菜のスープ 

青梗菜・ほうれん草・小松菜 どれがどれだか分かるかな・・・

給食の先生より
「お米は八十八の手間をかけられて作られているそうです」
それを聞いて、一粒残さず、より意識的に食べるようになった子ども達

2月3日、セミナーが開かれました。今回は「子どもと食事」というテーマで、給食の松本先生が参加した研修の資料をもとに話をしました。松本先生は昨年度末に1年の目標として、「幼児食インストラクター」の資格を取る宣言をして、見事、資格取得!まさに有言実行!

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・おやつは4回目の食事・砂糖や油脂を多く使ったお菓子や飲み物は「ソフトドラッグ」といえる…等、改めて子どもの食事について考えさせられる内容でした。親御さんからは鋭い質問もあり、こちらも提案する側として、しっかり勉強しておかなければならないと痛感し、ありがたい指摘でした。

まず、「食事で気を付けていること」を親御さんにお尋ねしましたが、野菜たっぷりの味噌汁を作っている・薄味にしている・調味料に気を付けるようになった・お菓子は子どもになるく与えないよう、(親も食べたいので)職場で消費している…などなど

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≪班で協力して作った凧の発表会も!≫

セミナー等でこれまでたびたび啓発してきているので、食事に気を付けている親御さんが多い印象で、とても喜ばしいことでした。しかし、例えば「無農薬・無添加など、こだわりの食材を使った栄養面でも最高の料理を、一人テレビを見ながら食べる」これに違和感がありませんか?栄養が足りているからいい?何か満たされないものがあるのでは?今回の主題は実は、食事の目的とは体を作るための栄養を摂取することだけなのか?それだけでなく「心作り」という大切な役割もあるのではないか、ということです。

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子ども達に「お弁当に何入れてほしい?」と聞くと、結構多いのが「おにぎり!」それは手の込んだ料理でなくても、親御さんが作ってくれたというだけで、子ども達は嬉しいのではないかと、まさに「愛情」を食べて心が満たされるのではないかと感じます。食事は基本的に「楽しい」こと。飲食を共にする、つまり楽しみを共有するわけで、会話が弾んだり素が出せたり、人と人との距離がぐっと縮まり仲が深まりやすいですよね。
そういった食事を介しての親子の時間。朝ご飯はバタバタして余裕がないかもしれません。親御さんからも、「できるだけ会話等して食べたいが、話に夢中になって箸が止まってしまうので、急かしてしまう、葛藤がある」という話もありました。ならば、夕食時間は朝よりも少しは余裕があるのでは?なかなか子どもと向き合う時間がない、そんな忙しい日々の中、食事時間の20分そこらで親子の絆が作られる、食事は絶好のチャンス!なのです。そんな貴重な時間をテレビやスマホに主役をとられて良いのでしょうか?

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じっちゃん先生から、長年の教員生活を通して感じたのは、幼児期の6年間、小学校の6年間、約12年間で日々築き上げていった親子の絆は、多感な思春期を迎える中学生以上になって、子どもが何か間違ったことをしようとした時、良くない誘惑がある時…ふと親の顔や親が一生懸命自分にしてくれたこと等が頭をよぎり、歯止めになる、暴走を止めてくれる、つまり非行防止になる、そんな実感を持っている、と。食事と非行…結び付きにくいかもしれないですが、意外と盲点なのだ、と。大変だけれど、煩わしいけれど、時間もかかるけれども、そのようにして紡いだ親子の絆は、ある時期は反発があったり、切れそうになることがあるかもしれませんが、それでもほとんどが戻ってくる。大人になると子どもの頃に慣れ親しんだ味に戻ってくることと一緒ですね。

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幼児期は嗜好や食習慣が育ち、そして根付き、その後なかなか変わらない、変えられなくなってしまう大切な基礎となる時期です。その後の長い人生を左右すると言っても過言ではないと思います。だからと言って、朝からバランスのとれた完璧な食事を用意しなくては…なんて気を負わなくてもいいと思います。こうあるべき、こうしなくては…理想は望めば果てがありません。形を整えることに一生懸命になりすぎて、無理してイライラで子どもを叱ったり…なんて本末転倒ですよね。できる範囲で、少しずつ段階を踏んでいけばいい(スモールステップですね!)、親が一生懸命やっている姿は、それだけで子どもに伝わると思います。親が一生懸命にやってあげたことは、子どもはちゃんと親に返してくれます(と信じて共に頑張っていきましょう!)。

(文責・倉田)

【お知らせ・お願い】
◎2歳児さん(H26.4.2~H27.4.1生)は、4月から給食時、白ご飯と箸セットが必要になります。その練習のため、3月5日(月)から空のお弁当箱と箸セットをハンカチに包んで持たせてください。白ご飯はこちらで入れます。よろしくお願いします。

◎まだまだインフルエンザ等の流行期です。再三お伝えしていますが、うがい・手洗い、規則正しい生活を心掛ける、人込みを避ける、留意して乗り切りましょう!

【今週の元気もん】
今週も保育参観親御さんにも色々やってもらってます
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えんや~とっとやってるのです
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あやめのおじいちゃん、おばあちゃんもありがとうございます
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たんぽぽさんはどうしても甘えがでますそれも自然な反応なのです

【今週の人気メニュー】
みんな大好き、バイキング給食
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豆腐とごぼうの揚げおとし 棒棒鶏サラダ さつまいもの甘煮 大根とわかめの味噌汁

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慣れないトングで慎重に・・・
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手についても気にしない気にしない
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お汁が一番難しい~
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欲張りすぎないでよ~

2月2日、豆まきを行いました。のぞみの豆まきと言えば…子供だましのような鬼ではなく、世にも恐ろしい鬼が年に一度竹林からやってくる、のぞみの数少ない行事の中でも大切な行事です。
世間では豆まきなど、子どもに恐ろしい思いをさせて…と、減少傾向にあるようですが、昔の日本もそうでしたが、世界のあらゆる民族には成長に伴い、これを乗り越えられれば成人として認められるなどの「通過儀礼」「イニシエーション」といわれるものがあります。大人になるためのステップですね。怖いけれども泣くのをこらえた、恐怖を乗り越えて立ち向かっていったなど、自信や勇気を持つことができる、大人へと近づいているという成長への喜びにもなると思います。

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鬼は外!福は内!さあ、そろそろ・・・
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やってきたー!今年も竹林からの登場だ!

さらに今年の豆まきでは、「勇気と自信を持つ」という個人の成長の他に、4月からクラスで班競争や遠足、日々の活動に取り組んできて、クラスの仲間で協力したり団結したりする力を育んできました。豆まきもその絶好の機会ととらえて取り組みました。「鬼に団結して立ち向かう」まず、各クラス班で作戦会議を行いました。
「強い人を前(盾)にして、怖い人は(肩ごし)に豆を投げる」「バラバラでなくて、一斉に豆を投げると鬼は痛い」「取り囲んで豆を投げる」柔軟な子どもの発想があふれます。導き出した作戦は、ひまわり「豆なげるよ!作戦」(こたろうの合図で一斉に豆を投げる)、なずな「帰れ!作戦」(大きい子が前に出て、「帰れ」と言いながら豆を投げる)練習も積みました。
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前回よりパワーアップした鬼に・・・こんな顔になっちゃうよね・・・

ここで第二の想定。「もし豆がなくなったら?」「友達が連れて行かれそうになったら?」それには「どうしよう…」と困った様子だったので、ちょっとヒント「皆が大好きな『大根抜きゲーム』って、何か似てない?」『大根抜きゲーム』は床に輪になって寝転んで腕を組み、力を合わせて引き手に引っこ抜かれないようにするゲームです。「あっそうか!」と、ひまわりは「くっつき作戦」(わたるの合図で大きい子が前で腕を組んで、小さい子を守る)、なずなは「ガチガチ作戦」(大きい子が外側で円を組んで、中に小さい子を入れて守る)小さい子を守る、という形が自然と出てきたのものぞみっ子らしいです。その練習を積みましたが、本番はいかに…!?


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りんかが連れて行かれそう!にょきっと伸びてりんかをつかんだのは、なんとこはなの手!見えないけど・・・
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あの部屋に逃げ込んでいた…あのフェンスにへばりついていたわたるがこの表情!

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「くっ、くっつき作戦!」声を張り上げるだけでなく、なんと前に出てチビを守ってるぞ!
(かんたより、「わたるが守ってくれた(おかげで?)全然泣かんかった!」と報告あり)
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今度はすみれが~!
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今度はりんかが守る!
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そうまは逃げてるんじゃないのです、助けてるのです!そうまをりょうが引っ張って…大きなかぶ作戦だ!
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練習の通りにはいきませんでしたが、大きい子が前に出て小さい子をがっちり守っています!
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小さい子同士でも守ってる!(固まってる?)

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さあ、最後は皆で力を合わせて鬼を追い返すぞー!
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帰れ!帰れ!帰れ!
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とうとう竹林に追い詰めたぞー!もう来るなー!

「前に出てチビを守った、友達を助けた!」「最初は後ろにいたけど途中で前に出た!」「泣いたけど、泣き止んで豆を投げた、声を出した!」「ずっと泣いていたけど…来年は前に出る!」程度は様々ですが、終わってから「僕は…」「私は…」と報告(聞いて!聞いて!)がありました。昨年は「その後の給食が進まない…」「眠れない…」などの後遺症(?)がありましたが、今年は皆で団結する作戦で、練習を積んで鬼に立ち向かったおかげか、「守った」「守られた(大きい子は守ってくれる)」という意識がそれぞれの子どもに強く印象づけられたようで、自信や勇気を持てた子が多かったように感じました。
皆のおかげで、もう来ないよ!(今年はね)
(文責・倉田)

【お知らせ・お願い】
◎今週に入って、インフルエンザB型がはやっています。熱が上がったり下がったりする子、7度台であまり上がらない子、嘔吐や下痢などの症状が出る子など症状は様々です。元気がない、食欲がないなど、いつもと様子が違う場合は用心してください。
引き続き、手洗い・うがい、早寝早起き、食事など気を付けていきましょう。また、園では気を付けていますが、どうしても子ども達の接触は避けられませんので、遅めに登園できる、早めに迎えに来られるご家庭は、ご協力をよろしくお願いします。

【今週の元気もん】
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新しいメンバーのはづき歩くのも上手よ
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ばあゆいとだよ 実は運動遊び指導中の太田先生の腕の中・・・なんだこの揺れは
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今週から保育参観が始まりました「よ~走るな~」りんかパパも、チビちゃん達の走りに感心
いちごもありがとうございました

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りょうママ、足取り軽~い

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りこパパ、「次の日、足がパンパンでした」のコメントいただきました

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そうまママ、突然の鬼役(メタセコイア鬼ごっご)ありがとうございました
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休みが多い中、ひまわりの元気もん達頑張ってます「皆、待ってるぜ~」なんちゅう顔じゃ・・・

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たんぽぽの元気もん達は、小学生より強いぞ~

【今週の人気メニュー】
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厚揚げのミートソース かぼちゃのサラダ ピーマンのしらす和え 卵スープ

りほ先生より、お肉パワーのお話が
牛肉・・・力の源貧血予防 豚肉・・・疲労回復 鶏肉・・・免疫力アップ
全部入ってる~

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