お盆休みの期間も過ぎ、子ども達も通常の生活に戻っています。休み明けは咳をする子が何人もいました。休みでいつもとは異なる生活や、少し和らいだ暑さ、昼夜の寒暖差…でしょうか、今週に入ってからは休みの子も少なくなり、咳もおさまってきたようで元気いっぱい子ども達です。
さて、最近のぞみの生活の変化ですが…
1歳児のけんと、けんご、はづき、まひろ、まさき、ともやが先々の進級を見据えて、上のクラスに昼休みに遊びに来るようになりました。6人は早くから年長さんとペアになり散歩に行っていました。足の長さは年長さんの半分くらいしかありません。年長の1歩の歩幅を、1歳児さんはちょこちょこちょこ…2,3歩足を動かさなければなりません。最初は年長さんも連れて行くペースが分からず、1歳児さんの足がもつれて転ぶこともよくありましたが、次第にチラチラと1歳児さんを気づかって歩くことが上手になってきています。
≪「入ったね~!」けんごやはづきもこんな笑顔が出ちゃいます!≫
そのような中、出発…という時に、必ずストライキを起こすのは…まひろ!腕組みポーズで、「あたち、行かんもん!」断固拒否なのです。そういう時、年長さんは諦めません、あの手この手でまひろに取り組みます。「アンパンマン作戦」、「給食作戦」、最終兵器は「置いてけぼり作戦」…色々あって、結果的には必ず手をつなぐまひろ、「どうせつなぐなら最初から素直につなげばいいじゃん…」、そう思うのですが、まひろにはまひろなりの理由があるのでしょう。
子どもが言うことを聞かない時、イヤイヤする時、皆さんはどう対応していますか?言うことを聞かせるため何かを買ってあげる?どこかに連れて行く?子どもに言われるがままになっていませんか?…子どもには発達段階があり、2歳くらいはまさにイヤイヤ期。その後も「反抗期」といわれる時期は、10歳前後、15歳前後(いわゆる思春期ですね)と、3つの山があります。そういう時期は親が対応に困ることも多いですが、子どもの発達から見れば、そういう段階を迎え、一つ一つ乗り越えていくことは正常な発達なのです。その場しのぎの対応をしたりして、ないがしろにせず、自分で立ち上がるようにしていけば「成長のチャンス」、「自立の一歩」となるのです。
≪あ、ここにもおった・・・ともやのイヤイヤも毎度のことなのです。≫
保育の実践でも、待ったり諭したり…あの手この手、苦労しますが粘り強く関わって取り組んでいます。のぞみでは保育者だけでなく、年長さんを中心に、子ども達も小さい子に懸命に取り組んでいるのです。「あ~大変!」年長さんのぼやきが聞こえますが、「○○も2歳ぐらいの時はイヤイヤしよったとよ」「○○は絶対動かんだったよ、根性あったよ~」と言われ、「覚えてないもん…」と照れた様子の年長さん。そういう時期をクリアして一つ、大きく成長したのです!誰かに言われたからということでもなく、小さい子がいたら上の子が面倒を見るのが当たり前という雰囲気で、そこは異年齢保育、のぞみっ子の良さだなと感じます。まひろもいつかは、ひまり姉のように、イヤイヤ1歳児に奮闘する日が来るのでしょう…!
「ちゃんとつないだよ!」頑張った分、大きな喜びなのです!イヤイヤする子は、取り組む子ども達を鍛えてくれる貴重な存在とも言えるのです。
【お知らせ・お願い】
◎次回のセミナーは9月1日(土)です。テーマは「子どもと刺激」についてです。皆さんでまた話し合いましょう!
今回は年長さんと年中さん中心に群読を行います。セミナーに向けて子ども達は毎日頑張っていますので、是非、ご参加ください。
◎プールは8月いっぱいで終わりですが、9月もまだ暑いので、散歩後はシャワーで汗を流します。タオルと着替えセットを引き続き持たせてください。大きい子は自分で準備する習慣をつけていきましょう!
【今週の元気もん】
これから僕も私もイヤイヤ期迎えます
水に慣れるため「お地蔵さんごっこ」 あれ、本物いえ、坊主1号・2号です。(自分たちでつけました)
隅っこで何してる ”のぞみの会ごっこ”「がんばるこ~とは何でしょう」
よかまくらば~い
【今週の人気メニュー】
ごぼうの落とし揚げ 棒棒鶏サラダ さつまいの甘煮
暑さのため、青空レストランはお休み。かわりにバイキングの日
自分で食べられる量をとる練習なのです