のぞみの丘保育園 ブログ

のぞみの丘保育園は益城町北部、広安小学校北側の竹林の中にある45人の認可保育所です。 就学前に豊かな人間性の根っこが形づくられます。本園では特に日々の屋外活動を通して心の強さづくり、豊かな心、そしてかしこい子どもづくりを目指します。

2020年07月

 先日の職員の園内研修では新聞記事から「性教育」について取り上げました。今回の記事では「おうち性教育」という言葉があり、性教育は学校まかせではなく、家庭内で、しかも幼児期(3歳ごろ)から行われることが望ましい、と語られていました。

 記事の中には、プライベートゾーンとして、口・胸・おしり・性器が取り上げられています。園内でも、つい先日、年少児のまひろが水遊び前の着替え中「ここはプライベートゾーンだから!」と言っていました。園内で特別に教えたことはなかったので、こんな言葉が自然と出たということは、きっと家庭でそのような話があったのでしょう。

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 性教育というと、親(大人)はどこまで、どんな風に話していいのか?と、躊躇してしまいがちです。しかし、今回の記事で、性教育をもっと広い意味で捉えることの大切さを学習しました。『おうち性教育』の実践例として、

・おむつを替えるときに「おしっこが出て、さっぱりしたね。きれいにしておこうね。」と声をかけ、清潔なケアをする。

・トイレトレーニングで排泄の仕方や性器を清潔に保つケアについて教える。

・お風呂で男女の体の違いや、大人と子どもの体の違いについて伝える。

こんな方法があるそうです。つまり、『性教育は命・体や健康・人間関係について理解を深める学びである。』そのチャンスは日常生活の中にあるようです。

 

性に関する知識を子どもに伝えることは、「あなた(我が子)を大事にしている」というメッセージを送ると同時に、「あなたと同じように、他の人も大事である」というメッセージをも伝えることに繋がるのではないかな、と思いました。記事では、性教育の学びにより、自分の性や体を肯定的に捉えられるようになると、他者も尊重できる人間に育つのでは?という提案がされていました。性教育は、広い意味では、生活の中にある人権教育。大人の正しい知識と、垣根なく伝えることの大切さを改めて感じました。

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また、「幼児期からの性教育」のメリットとして

◎思春期を待たず、幼児期から始めることで、メディアや友達からの不正確な情報ではなく、保護者が信頼できる情報源や相談相手となることができる。

◎幼児期は性に対して先入観がないこと、教えられたことを素直に受け止め吸収していく時期であるからこそ、伝えやすさがある。という点が考えられます。

 

 のぞみの保育では『自分だけ良ければいい』ではなく、他者にも目を向ける、ということを体感させる機会を多く作っています。性教育=人権教育と考えると『自分だけでなく、他者(友達)も大事にする』という観点は、普段の保育と共通する部分があると感じた研修でした。

(文責:高森)

【お知らせ】
8月8日(土)のセミナーは、感染症予防のため、中止します。
◎七夕の短冊をまだ持って来ていない人は、お願いします。

【重要!新型コロナウイルス感染症に関するお願い】
 熊本県での感染者増加に伴い、県のリスクレベルが『レベル3警報』に引き上げられました。園では、毎朝の検温を行い、在園中に37・5度以上の発熱があった場合は、速やかに保護者に連絡をします。
手洗い・消毒も引き続き行っていきますが、家庭でも以下の点に十分注意してください。

 熊本県の感染状況を見てみると、一人の感染(県外へ行ったり、県外の人が来たり、県内であっても不特定多数の人との交流)から、あっという間に家族・職場へ感染が広がっています。5月頃の状況と比べると、感染者が倍以上に急増していて、感染リスクはすぐそこまできています。
 『一人ひとりがどう行動するか』がとても重要で、一度とった行動が、周りに大きく影響を与える可能性があります。家庭でも、不要不急の外出(特に県境を越えた移動・不特定多数の人との交流)は控えてください。子ども達と自分達の安全を守るために、園と家庭との協力が不可欠です。ご協力をよろしくお願いします。


【今週の元気もん】
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七夕会に向けて、制作中!
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班で、大きい子が小さい子に作り方を教えてくれます!
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たんぽぽ組、おつとめ上手になってきています!
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今年度からの新たな取り組み!プールでの運動遊び指導です。ワニさんバタバタの練習中
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給食で使われている酸味クイズ!三杯酢・酢味噌・甘酢など…『うわすっぱ~い
【今週の人気メニュー】
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ポークカレー  オクラの梅肉和え 浅漬け 果物
散歩とプールの二本立てでお腹もペコペコ!美味しく食べました

 7月11日「子どもを守る食物について」というテーマで、セミナーを開きました。

まず初めに、給食担当の津田先生から食品添加物についての話です。スーパーでよく売られているミートボールは「安さ・見た目」重視のため、多くの添加物が入っていることが説明されました。

 福永さんからは、ちひろの弁当に(いつもは入れない)冷凍食品をこっそり入れたところ、「冷食入れたでしょ!美味しくなかったよ!」と、すぐにちひろから抗議の声が上がった話がありました。のぞみで素材の味を生かした薄味給食に慣れ、家庭でも実践されていたので、母の手作りとそうでないものの違いが、すぐにわかったんですね。これまでちひろが6年間食べてきたものが「正しい味覚」を育んできた結果なのでしょう!

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 では、どんなことに気を付ければ、子どもの味覚を鈍感にせず、より正しいほうに導けるのでしょうか。津田先生からは、まず手始めに添加物の少ない調味料から始めてみることが提案されました。
 例えば、どんなに良質な高級肉でも、外国産の安価な肉でも、市販の添加物たっぷり焼き肉のタレをかけると、同じ味になります。肉を味わうというより、添加物のタレの味でごまかされている状態です。しかし、天然塩の場合は少しかけるだけで、良質な肉は素材の味が際立ち、美味しく感じると言われます。添加物の少ない本物の調味料は『素材そのものの味』を引き立てる力があるのだと思います。そして、昔から食され、歴史的にも人体への安全性がほぼ保障されています。

より正しい調味料の見分け方はこうです。
例えば、本物のしょう油は、大豆、小麦、天然塩だけの原料から発酵させてつくられます。一方で、原材料名にカラメル色素、外国産の大豆、アミノ酸等が表示されているものは、添加物を多く含み、それらしき味、しょうゆ風の偽物なのです。しょうゆ・みりん・みそ・料理酒・塩等の毎日使う調味料から、できるだけシンプルな原料のものを選び、子どもの味蕾を正しく発達させる一歩にしよう、という提案がなされました。

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 最後に、のぞみの実践家としてめぐみ先生から、コストの話もありました。体に良いものは高価である…実際、グリーンコープ等でほとんどの食材をそろえると、コストは1.5~2倍。しかし、外食をすることを思うと、安全な食材を使って手作りしたほうが、逆に費用が抑えられるのではと考えたそうです。そして、目先の安さや便利さだけに飛びついて、安全でないものを食べ続けた結果、将来、病気になったり働けなくなったりしたら元も子もない‥という先を見越した考えで、現在の食生活を実践しているとのこと!また、手作りご飯は手間がかかりますが、倉田家では娘2人が小学生になった今、少しずつ家事の手伝いをしてくれるようになり、助かっているそうです。子どもの食の大切さを真摯に感じ、実践してきた「恩返し」がこんなところにあるんですね。子育ての先輩の話として、励みになるエピソードでした。
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 代表と啓先生からは、こんなまとめがありました。

・食品添加物は絶対に悪!と信じすぎ、ヒステリックになる必要はないが、食べて体に良いものではないことは確かである。

・昔ながらの和食中心の食事(魚・豆類・野菜たっぷり・肉少量)、運動、睡眠等、バランスの良い生活を送ることが、健康な体づくりの基本となる。

 食品添加物が全くない生活を送ることは、難しいですが、より安全なものを選ぶことはできます。子どもを正しい味覚に導く鍵を握っているのは親!できるところから、少しずつ始め、一緒にがんばっていきましょう。
(文責:高森)

【お知らせ・お願い】
◎梅雨が明けると、水遊びが本格的に始まります。散歩、水遊びで体力を使いますので、家庭でも、栄養と休息をしっかりとり、体調管理をお願いします。

【今週の元気もん】
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雨の日はボール遊び!ぼく投げるの得意なんだ~
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初めての水遊び、涼しくて気持ちいいな~
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散歩前の絵本タイム年少さんも手を挙げて、答える子が増えてきましたよ

【今週のバイキング給食】
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カレーフリッター オクラの胡麻和え かぼちゃサラダ
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月に一回のお楽しみおかわり続出で、両クラスとも完食でした

 雨も降ったりやんだり、まだ梅雨はあけていませんが、先週より晴れた日には、子どもたち念願のプール遊びが始まりました!散歩ももちろん毎日行っていますよ!今までの散歩とは少しスケジュールを変更しています。プールがある日は、まず散歩準備を済ませたら、玄関の外で絵本の読み聞かせを行っています。その後散歩に出発!距離を短くし、休憩(水分補給)をとりながら、往復40分程歩いて園に到着!汗びっしょりの後のプールは喜びもひとしおです!

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 プールに入るためには、まずは準備が必要です。そこでなずな組ではプール準備競争に取り組んでいます。①タオルを自分の班の色のカゴに入れる②着替え一式と水着を自分の荷物のカゴの前に置く③班全員が揃ったら座る という流れを4分間で行っています。プール準備競争初日、自分の着替えと水着を丁寧に、丁寧にたたむ班長たち・・・。どんどん時間は過ぎていき「おぉ~っと!小さい子は大丈夫?」「ヤバイ・・・」あわてた結果、時間切れ・・・さらにパンツ出し忘れ・・とボロボロから始まった準備競争。しかし最初はそれでいいのです!次はどうしたら良いか考える機会をたくさん増やしていきます。そして回を重ねるごとに、少しずつ協力がみられるようになりました。今では全員4分以内に準備が終わっていても、「ピピピピー」とタイマーがなるぎりぎりまで、班長が班員の着替え、タオルのチェックを行い、「全員合格!」「イェーイ!」と盛り上がりから朝が始まるのでした!

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 そんなこんなでやっと入れるプール!今年は特に水嫌いな子はおらず、ひまわり組、なずな組ともに大きいプールで楽しんでいます。また新たな取り組みとして週に1回、プールの中でも運動あそびを取り入れよう!と計画し、年長・年中のみバタ足、顔付け、ワニさんにも挑戦しています。まだ顔付けが苦手な子どももいますが、みんなの応援で少しでも成長が見られるといいなと思っています。

 そして年長・年中のプールでの運動あそびが行われた日、普段はクラス別でプールに入っているため、水着への着替えは大きい子が手伝うのですが、その日は年長・年中のみ先にプールに入りました。そのため残されたのは、年少以下のチビちゃんばかりとなりました。さぁ~大変です!しばらく様子をみていると、年少のリーダー発見!!まひろです。自分の班のたくみのお世話が終わると、次はなお・こうのすけの着替えまで!さらにはみんなを集めて手をつながせ、大きい輪をつくっていました。夕方ののぞみの会でみんなから「すごーい!」と誉められ、ニヤニヤがとまらないまひろでした。ここまでまひろがお世話ができるのも、大きい子が普段しっかり小さい子のお世話を頑張っているからなんだよ!とみんなに伝え、クラスにとっても、とても嬉しい出来事となりました!

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《泥んこ遊び最高~

 これからプール遊びも増えてくると思いますが、年長・年中にはプールチェックカードを渡しています。(年少以下は連絡帳に記入です。)毎朝、検温と水遊びの参加・不参加を記入して頂くのですが、子どもが「書いて!」と持ってきてから、チェックをお願いしたいと思っています。お母さんがしてくれるから大丈夫!と親に任せっぱなしになっていませんか?学校でもカード忘れや、記入漏れではプールに入ることができません。その練習として、子どもからの声かけをちょっと待ってみて下さい!先日、年長のこはなは朝からプールカードの記入を忘れてきており、「忘れました」と正直に言いにきました。その日は、みんなはプール、こはなだけシャワーのみとなってしまいました。しかし一度悔しい経験があったため、次の日からは絶対忘れないようになりました!それも自立の一歩です。今年の夏、一緒に頑張っていきましょうね!

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(文責:山下)
【お知らせ・お願い】
・明日11日(土)はセミナーです。8時45分までにはトイレ等済ませておいて下さい。大雨が予想されますので、お越しの際は十分気を付けられて下さい。
【今週の元気もん】

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泥んこ遊びでの給水ポイント「水くれー
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今年初の泥んこ遊び「せんせー何作ろうか~
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なずな組の部屋でリズム運動みんなとっても上手です
【今週の人気メニュー】
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鶏のさっぱり煮 ひじきとおくらのサラダ たたききゅうり 切り干し大根のみそ汁
きゅうりにオクラ!夏野菜たくさん食べて元気モリモリ

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