先日の職員の園内研修では新聞記事から「性教育」について取り上げました。今回の記事では「おうち性教育」という言葉があり、性教育は学校まかせではなく、家庭内で、しかも幼児期(3歳ごろ)から行われることが望ましい、と語られていました。
記事の中には、プライベートゾーンとして、口・胸・おしり・性器が取り上げられています。園内でも、つい先日、年少児のまひろが水遊び前の着替え中「ここはプライベートゾーンだから!」と言っていました。園内で特別に教えたことはなかったので、こんな言葉が自然と出たということは、きっと家庭でそのような話があったのでしょう。
性教育というと、親(大人)はどこまで、どんな風に話していいのか?と、躊躇してしまいがちです。しかし、今回の記事で、性教育をもっと広い意味で捉えることの大切さを学習しました。『おうち性教育』の実践例として、
・おむつを替えるときに「おしっこが出て、さっぱりしたね。きれいにしておこうね。」と声をかけ、清潔なケアをする。
・トイレトレーニングで排泄の仕方や性器を清潔に保つケアについて教える。
・お風呂で男女の体の違いや、大人と子どもの体の違いについて伝える。
こんな方法があるそうです。つまり、『性教育は命・体や健康・人間関係について理解を深める学びである。』そのチャンスは日常生活の中にあるようです。
性に関する知識を子どもに伝えることは、「あなた(我が子)を大事にしている」というメッセージを送ると同時に、「あなたと同じように、他の人も大事である」というメッセージをも伝えることに繋がるのではないかな、と思いました。記事では、性教育の学びにより、自分の性や体を肯定的に捉えられるようになると、他者も尊重できる人間に育つのでは?という提案がされていました。性教育は、広い意味では、生活の中にある人権教育。大人の正しい知識と、垣根なく伝えることの大切さを改めて感じました。
また、「幼児期からの性教育」のメリットとして
◎思春期を待たず、幼児期から始めることで、メディアや友達からの不正確な情報ではなく、保護者が信頼できる情報源や相談相手となることができる。
◎幼児期は性に対して先入観がないこと、教えられたことを素直に受け止め吸収していく時期であるからこそ、伝えやすさがある。という点が考えられます。
のぞみの保育では『自分だけ良ければいい』ではなく、他者にも目を向ける、ということを体感させる機会を多く作っています。性教育=人権教育と考えると『自分だけでなく、他者(友達)も大事にする』という観点は、普段の保育と共通する部分があると感じた研修でした。
(文責:高森)
【お知らせ】
◎8月8日(土)のセミナーは、感染症予防のため、中止します。
◎七夕の短冊をまだ持って来ていない人は、お願いします。
【重要!新型コロナウイルス感染症に関するお願い】
熊本県での感染者増加に伴い、県のリスクレベルが『レベル3警報』に引き上げられました。園では、毎朝の検温を行い、在園中に37・5度以上の発熱があった場合は、速やかに保護者に連絡をします。
手洗い・消毒も引き続き行っていきますが、家庭でも以下の点に十分注意してください。
熊本県の感染状況を見てみると、一人の感染(県外へ行ったり、県外の人が来たり、県内であっても不特定多数の人との交流)から、あっという間に家族・職場へ感染が広がっています。5月頃の状況と比べると、感染者が倍以上に急増していて、感染リスクはすぐそこまできています。
『一人ひとりがどう行動するか』がとても重要で、一度とった行動が、周りに大きく影響を与える可能性があります。家庭でも、不要不急の外出(特に県境を越えた移動・不特定多数の人との交流)は控えてください。子ども達と自分達の安全を守るために、園と家庭との協力が不可欠です。ご協力をよろしくお願いします。
【今週の元気もん】
七夕会に向けて、制作中!
班で、大きい子が小さい子に作り方を教えてくれます!
たんぽぽ組、おつとめ上手になってきています!
今年度からの新たな取り組み!プールでの運動遊び指導です。ワニさんバタバタの練習中
給食で使われている酸味クイズ!三杯酢・酢味噌・甘酢など…『うわすっぱ~い』
【今週の人気メニュー】
ポークカレー オクラの梅肉和え 浅漬け 果物
散歩とプールの二本立てでお腹もペコペコ!美味しく食べました