のぞみの丘保育園 ブログ

のぞみの丘保育園は益城町北部、広安小学校北側の竹林の中にある45人の認可保育所です。 就学前に豊かな人間性の根っこが形づくられます。本園では特に日々の屋外活動を通して心の強さづくり、豊かな心、そしてかしこい子どもづくりを目指します。

2021年02月

 のぞみでは今年度、食育に力を入れております。本来なら、のぞみセミナーで保護者の方と情報交流をしたいところですが、新型コロナウイルスにともない、セミナーができない状況だったので、今回ブログで取り上げてみたいと思います。
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毎週火曜日に行われる研修では、添加物・残留農薬・小麦・米・遺伝子組み換え・加工食品・食品表示・加工肉など、食の安全に関する事を、各職員で振り分けて取り上げてきました。

先々週、津田先生がカップ麺についての研修を行った際は、麺を油であげてあるため、油が酸化して過酸化脂質ができているという事。過酸化脂質は有害で、ネズミやウサギに食べさせると成長が悪くなり、一定量を超えると死んでしまう。人の場合、胃痛や下痢を起こすことがあり、過酸化脂質は時間がたつとともに増えるそうです。そして、大量の添加物、塩分が多いという事でした。

スーパーやコンビニで売られている食品の多くは添加物が入っています。その中には、危険性の高い添加物もあります。ウインナーやハム、ベーコン、たらこ、明太子などに使われている亜硝酸Naは、人に対する発がん性があると分類されています。

また、人工甘味料(サッカリン・アスパルテーム・スクラロースなど)は過剰摂取すると、メタボリック症候群、糖尿病、腎臓機能低下、脳卒中、心筋梗塞の発症リスクが高まるという結果が報告されたそうです。

添加物やカップラーメンが体に悪いというのは、わかっているけど、実際どう体に悪いのか、将来どう影響するのかがわかると、本当に気を付けなければならないと、私自身(西山)感じる良い機会になりました。

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《八宝菜には何の野菜が入っているでしょうか?》

“子どもに安心・安全なものを食べさせたい”という思いは皆さん一緒だと思います。今の時代、添加物をまったく口にしない食生活を送るのは、不可能に近いでしょう。外食であれば、添加物の表示義務がない上、ファミレスや居酒屋チェーンの多くは、コストを抑えるのが最優先なので、添加物も多く、どんな添加物が入っているのかわかりません。

子どもの将来を守るのは私たち大人の責任です。日々の食事から添加物を減らすことから初めてみてはどうでしょう。とはいえ、中々定着しないのが課題です。
世の中、テレビからの情報や、手軽というだけで、加工食品やファーストフードに、つい頼りがちになってしまいます(私もです)。
乳幼児期は非常に敏感で繊細な舌をもち、味覚の発達のピークは3歳ごろと考えられています。また、10歳までの味の記憶が、その後の味を感じる基礎にもなるそうです。
子どものころから舌を正常に保つためには、薄味・日本古来のものを食べる‼
子どもが欲しがるからと言って、加工食品・ファーストフードばかり食べると舌はこわれてしまい、大人になってから病気になるリスク大です。
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おいし~な
(文責:西山)

【お知らせ・お願い】
・3月6日(土)は、のぞみセミナーです。
 新型コロナウイルス感染症予防にともない2部形式で行いますのでよろしくお願いいたします。
 9時~10時 ひまわり組
 10時30分~11時30分 なずな組
 ※兄弟がいる所は、上の子にあわせてください
・3月の園だよりで、行事予定の日にちの間違いがありましたので訂正します。
 3月23日(水)お別れ遠足⇒3月24日(水)
 3月24日(木)避難訓練⇒3月25日(木) です。
 
【今週の元気もん】
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愛情弁当ありがとう
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肌着でケイドロ中
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ズボンおそろい
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2月から“のぞみっ子”
かんな・なおの妹 みなちゃんです

【今週の人気メニュー】
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🍙チーズとおかかのおにぎり🍙
月曜日のおやつはおにぎりです
まぜるだけ 朝食にいかがでしょうか?
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いただきます

 のぞみでは、散歩中、お昼寝前、夕方ののぞみの会と1日で3回程読み聞かせを行っています。その中でも散歩途中での読み聞かせは、私(山下)が初めてのぞみの散歩に参加した時に「え~!外でも絵本見るんだ~!」とびっくりしたことの1つでもあります。その当時は大きい子はだいたい集中してよく見ており、小さい子は見たり、見なかったりという感じでした。それでも興味・関心が多い外で、絵本を見ることができる子どもがいるということに、感心したのを覚えています。あれから約5年・・・のぞみの読み聞かせも日々進化中です!
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散歩での読み聞かせは、1週間で昔話、徳育、知育とさまざまな種類の絵本を読むようにしています。
さらにプラスで、“絵本の読み聞かせ授業”というものを取り入れました。この授業では、小学校の国語の授業をイメージし、読み聞かせ後に質問や発問をして、子どもたちの意見を聞いています。

授業をするにあたり、保育士はまず教材(絵本)を選びます。近所の図書館に行ったり、家の絵本をあせぐったり…中々悩みます(^-^; そして教材分析を行い、質問、発問を考え、「読み聞かせ授業の教材分析 原案」を作成し、職員会議で話し合い、授業を行っています。

授業内容は、もちろん小さい子にとっては難しいことなので、小さい子用の簡単な質問を取り入れたりしながら、試行錯誤中です。時には授業が白熱し、時間が長くなってしまうと「ねぇ~まだ~?」という声があったり、砂いじりが始まったり…ということもしばしばです。
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 《みんな真剣に見てます

ある日の授業で、「あいたくなっちまったよ」という絵本を読み聞かせしました。

【小さいねずみがやまねこに向かっていき、息子を守ろうとするお父さんねずみの姿を見て、やまねこは全く大したことのないお父さんねずみの一撃を、大げさに痛がった】というストーリーです。そこで質問。「やまねこって本当に痛かったと思う?」これにはいろいろな回答がありました。「棒の先がとがっているから本当に痛かったと思う」「1回目は痛くなかったけど、2回目は痛いかもしれないから逃げた」などなど。こちらの予想とは違い、とてもユニークな意見が聞けるのも、いつも面白いなと思います。そして年長こはなの意見。「ねずみの子どもも、お父さんは世界一と言ってて、やまねこの子どももお父さんのことをすごいと思っているから、かわいそうだと思って、痛いふりをしてあげたと思う」と。相手の気持ちを捉えて、わざと痛いふりをしたという意見!相手の立場を読み取る力を見せてくれました!年長でここまで絵本の意図するものが読み取れて、それを自分の意見として伝えられるということにとても驚きました。
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《じっちゃん先生にも小学3年生レベルと褒められ、照れちゃってました
絵本の読み聞かせを行い、子どもたちの心の中には色んな感情が芽生えてきます。1つの意見にとらわれることなく、周りの人の自分とは違う意見を聞き、少しずつ心が豊かになってくれたらな~と思っています。

のぞみっ子のますますの成長、楽しみです!
(文責:山下)

【お知らせ・お願い】
・卒園式の練習をぼちぼち始めています!年長さんは特に、なるべくお休みのないようにお願いします。また体調管理にも気を付けられて下さい。
・2歳児さんは、来年度からの練習として、3月1日(月)より、空の弁当箱、スプーンセットをハンカチに包んで持って来て下さい。(白ごはんは、こちらで入れます)
【今週の元気もん】
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仲良しこよし
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ティータイムお茶おいしいねこちらも仲良しこよし
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転んでるんじゃないよ鎮守の森の坂でズリズリ楽しいからやってみて
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ナイス笑顔「いいな~俺も仲間に入れて~」byみなと
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如月遠足に向けて、台風の目の練習始まりました
【今週の人気メニュー】
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白身魚の青のりフリッター 卵とひじきのサラダ きんぴらごぼう
バイキングって楽しいねおかわり続出でした

突然ですが、質問です。

「雲はどんな味がする?」「地球や星は何で丸いの?」

「どうして寒くなると葉っぱは落ちるの?」「ライオンと毒蛇はどっちが強いと思う?」

以上は、散歩中のおしゃべりの中で、かずま(年長)が私(倉田)に質問してきた、ほんの一部です。毎日散歩に出かけますが、散歩で目に留まったものや、日頃疑問に思うことなど、かずまには不思議に思うこと、知りたいことがたくさんあるようで、毎日たくさんの質問をしてきます。

 

さて、それに答える側ですが…少ない知識の範囲で、かろうじて答えられるものもありますが、「えーっとね…」と返答に窮することも多いです。皆さんもそういう経験があると思います。子どもは大人があまり意識もしない、疑問にも思わないことを不思議に感じて、素直に、しかし鋭く聞いてきますね。子どもは本当に好奇心の塊だなと感じます。

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《さあ~、今日はどこへ散歩に行くのかな~》

のぞみは今年で8年目突入、豊かな人間性を目指し、保育の柱である「集団作り」を通し、人との関わりの中で育まれる社会性などに力点を置いてやってきました。しかし一方で、そういった子どもの知的好奇心への取り組みはどうだろうか?せっかく毎日散歩に出ているのに、そういう環境を充分生かせているか…と感じました。かずまだけでなく、他の子達も好奇心に満ち溢れています。ある分野にはとても興味があって、知識豊富という子もいます。そういう部分にスポットを当てると、「〇〇は虫博士だね!」と一目置かれたり、そこからつながる新たな人間関係もあるのでは、と思いました。

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《道路の横断もさっと!こけないようにね~!》

また、啓先生が散歩中、「クイズして!」とよく子ども達にせがまれていますが、「かっこうと鳴く鳥はなんだ?」「えー、にわとり?」など答えたりすると話されていました。今の子ども達は、テレビ等からの情報や知識はたくさんあるようですが、生活体験が少ない感じがする、と。にわとりは散歩でも見たことがあると思うのですが、ただ“見ていた”だけで、「何て鳴くのかな」「あそこで鳴いている鳥は何かな?」など、ちょっとした声掛けでも興味がぐっと高まったり、記憶に残りやすくなると思います。今までの散歩では、そういう所はあまり意識していなかったと省みました。これからの課題として、“科学ののぞみ”にも取り組んでいかなければと考えています。

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《小さい子も手つなぎの練習中!僕たちがつれていくよ!》

さて、子ども達からの疑問・質問に対して、大人はどう応えれば良いのか。たくさん勉強して、ズバッと正解を言えたら良いわけではないと思います。勉強ももちろん大切ですが、代表からは、「分からないことでも、『先生も分からないから一緒に調べてみようか!』と、大人が知的好奇心に寄り添う姿勢を示すことが大事だ」とアドバイスが。代表の親類の方には、子どものふとした疑問にとことんまで付き合って、とんぼの標本がたくさんある「とんぼ部屋」まで作った方がいるとのこと!そのおかげか、その子どもさんは東大に!…しかし現実、そんな時間も余裕もありませんよね。忙しい時でも、「今度時間がある時に、図書館に行って調べてみる?」など、寄り添う姿勢が大事だとのこと。ちょっと肩の荷が下りた気がしました。

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《散歩途中の「運動遊び」も、みんな楽しみにしています。今日はスクラムリレーだ!》
 

また代表から、知的好奇心にとことん寄り添えば、東大合格!となる可能性は高まるかもしれないが、やはりそれだけではいけない、という話も。例えばそういった一つの分野を極めるような研究職に就いたとしても、一人で仕事をするわけではありません。必ずどんな仕事でも人間関係があります。周りの人とうまくやっていけるか…リモートなど、働き方が急速に変わってきていますが、それでも基本は人。そのため、これまでのように集団作りを通して育まれる人間性・社会性、そして、今後の課題である知的好奇心、その両方のバランスがとれた人に…!そんな理想を掲げて、今後も進化を遂げていかなければと思います。

(文責・倉田)

【お知らせ・お願い】
◎セミナーは今のところ、3月6日(土)の開催を予定しています。詳しく決まりましたらお知らせします。

【今週の元気もん】 

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椅子取りゲーム最終決戦…どっちのおしりが強かった

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クヌギの葉っぱが全部落ちたね~お布団みたいにふっかふか

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埋まったままいじけてる… 大丈夫?みなとに心配されてるよ~

【今週の人気メニュー】

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サバのケチャップ煮 小松菜の磯部和え ピーマンのおひたし 里芋の味噌汁

給食の先生よりちょこっとレシピ
磯部和え・・・味付けは、焼きのりとしょうゆのみ!のりはフードプロセッサーなどで細かくします。
のりの風味で、野菜もパクパク食べられるメニューなのです食べた後は、お歯黒に・・・

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